## 草川昭三(発言 169) ○草川委員 ですから私が言いたいのは、今おっしゃったとおりだと思うのです。それは特別にVANのようなものが突如として学校教育に出るわけではございませんのでそうだと思いますが、しかし、学校現場全体では、コンピューター教育ということになりますと、勢いやはり器材は選ばなければいけない、それなりのことをしなければいかぬということは、結果として対応がおくれるということになるし、混乱を招くのではないか、これが私は言いたいわけであります。そういう意味の趣旨を申し上げたわけであります。その話は、今度また、これで終わります。  そこで問題は、今パソコンというのは先ほど言いましたように各家庭の中にも入ってまいりましたし、それからいわゆるテレビゲームというのも圧倒的に家庭の中に入り込んできておるわけです。これはもう予想外におもしろいわけです。我々でもときどき子供さんなんかが持っているテレビゲームなんかをやりますと、ついつい熱中をしてしまう。  これは私の体験でございますけれども、つい最近、各所から父兄の方から電話が入ってきまして、中には直接お会いをする方があるのですが、草川君、パソコンゲームというのは今本当にもう家庭の中に入り、そしていわゆるソフト、その中にアダルトポルノというのですか、いわゆるかなりえげつないものが入り込んできている。それを子供が競い合って買おうとする。だから、例えばテレビゲームの場合だと、入れるカセットというのですか、ソフトというのですか、四千円から五千円するわけです。それをたくさん持っておることが子供の世界の中で非常に優位性を持つことになる。お金がないから万引きをするという例がある。とにかくこれを取り上げてくれ、こういう要望でございます。  実は、私ここにたくさんの本を持ってきたのですが、こういうパソコン用のいろいろなゲームの内容紹介なんですが、袋とじになっておりまして、それをはさみで切ると、私が今申し上げるようなのが出てくるわけですよ。  例えば「強姦体験は、ドキドキだ 期待に、思わず胸と下半身が膨らむ、お楽しみソフト」、こういう見出しですね。それで「177」というタイトルになっているのです。「177」というタイトルのゲーム、ここはもう後で警察庁にお伺いしますが、これは非常に警察庁がばかにされていると思うのです。「刑法177条の強姦罪をもじってつけただけあって、そのものズバリの強姦ゲームだ。家路を急ぐ女性との追いかけっこで始まり、女性の服をすべてはぎとって押し倒せば、次はお待ちかねの、あのシーン。ここで一生懸命、腰を動かして、彼女を」云々、こういうことになるわけですが、そうすると「和姦成立という次第だ。さて、どこまで、男性の欲望を満たしてくれますか?」というようなことを、実は小学校、中学校の生徒が読みながら打ち込むわけですよ。  ですから、親としてはもうどうなっておるか、こういうことです。その親の心配は非常によくわかるし、町の本屋に行けばこのような本がたくさんある、袋とじになって、開けますと今の例以外にもいわゆるいかがわしい絵があくさんありまして、それがパソコンゲームなりテレビゲームの題材になるわけでございます。  これは非常に重要だと思うのでございますが、通産省、ちょっとこれはこじつけになるかもわかりませんが、このような業界に物が言えるのかどうか、まず通産省からお話をお伺いしましょう。 ## 近藤隆彦(発言 170) ○近藤説明員 今先生御指摘の「177」に代表されますような児童の教育上好ましくないと思われますものが、一部出回っておるのは事実でございます。それで私ども、業界に自粛の要請とか、年齢の制限の問題をきちっと、はっきりとわかりやすく書くとか、できるだけの指導をしてまいりたいと思っております。この業界は、パーソナルコンピューターの関係で独立の団体を持っていますので、そういったところを通じましてできるだけの指導をしてまいりたいと思っております。 ## 澤田道也(発言 174) ○澤田(道)政府委員 まず、具体的に申し上げますと、業界の今一番大きな団体、これは通産省さんと協議をしながら相談をしておるわけでございますが、日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会という団体がございます。この中でも、ある程度自主的にそのような問題について自制措置を考慮されておるようでございますが、実際はこの規制のらち外におられる中小の、今先生がおっしゃったような簡便につくるソフトが出回るということをどうするかという問題がございまして、非常に困難でございますが、まず業界の方につきましては、それにしましても、私どもの方から連絡をとりまして改めて御注意を喚起するということが一つ。  それから、各地域の側では、これはこういうコンピューター物に限りませんけれども、PTAを含めて地域ぐるみで、そういうものについて親が、地域がどう取り組むかということについて、ひとつ社会教育の活動を通じて注意を喚起してまいりたいと考えております。 ## 塩川正十郎(発言 176) ○塩川国務大臣 これは、私もそういう被害を訴える父兄の声を聞きまして、何とかこういうようなものを取り締まるというか、自粛さす方法はないのだろうかというふうに思うのですけれども、一方から言うたら、これはまた表現の自由で保障されておるじゃないかというようなへ理屈が出てまいりますし、そうすると、これはもうそういう制作する人が自粛をしていただくということがまず第一。それと同時に、やはり大人、親なり一般の関係者が絶えず注意をしていくよりしようがない問題かなと思うたりいたします。何としても業者の自粛以外にないという感じがしております。 ## 草川昭三(発言 177) ○草川委員 業者の自粛をするような誘導というものが、これまた政治の立場から必要だと思うので、特に文部省のそういう態度を求めていきたいと思います。