TAKERUが活躍した時代のパソコン向けのゲームソフトというと、フロッピーディスクの容量を活かした、時間をかけて遊べるアドベンチャーやロールプレイング、シミュレーションというジャンルに人気があったと思います。 アドベンチャーゲームは割とパソコン初期に流行したジャンルで、「ポートピア連続殺人事件」、「カサブランカに愛を」、「ジーザス」などが有名です。初期のアドベンチャーはコマンドと呼ぶ単語を自分で打ち込むシステムで、単語探しやパズルの様な趣向がありました。TAKERUでは、専売ソフトとして「マデリーン」というゲームが有名で、当時のTAKERU PRESS(ブラザー工業発行のフリーペーパー)の表紙にもなっていました。アドベンチャーゲームは時代とともに、入力がより簡単な選択式に、グラフィックがより緻密になっていき、後のサウンドノベルなどへ発展していきました。 戦国ソーサリアン © Nihon Falcom Corporation. All rights reserved. ロールプレイングゲームは当時からとても人気だったジャンルで、パソコン向けには「ハイドライド」「ザナドゥ」「イース」など数多くの名作が存在します。実は日本のパソコン向けロールプレイングゲームの形態は独特で、アクションやパズルなど様々な要素を取り込んで独自の世界観を築いていました。TAKERUで有名なのはやはり「ソーサリアン」の追加ディスクです。ソーサリアンは外部データを読み込んで様々なシナリオを遊べるシステムを持っており、「セレクテッドソーサリアン」をはじめTAKERUでしか手に入らない追加シナリオが複数発売され人気でした。 一方、シミュレーションゲームは種類こそあまり多くはありませんが根強い人気を持っていたジャンルで、「信長の野望」と「大戦略」という2つのシリーズは群を抜いて人気がありました。いずれも六角形のマスで区切られたマップで戦わせるウォーシミュレーションですが、信長の野望が戦国時代の日本をマップにしているのに対し、大戦略は様々なマップで戦いを繰り広げられるのが特徴でした。TAKERUでは発売元であるシステムソフト以外からも、様々な大戦略シリーズのマップ集が売られていました。 大戦略III’90 © Systemsoft beta, Inc. All rights reserved. 戦国ソーサリアン © Nihon Falcom Corporation. All rights reserved. ゲーム保存協会では、1970~1990年代の魅力的な日本のゲームの歴史を貴重な文化財として保管し、将来に残していく活動を行っています。様々なゲームを保管、修復する中で、散逸してしまったゲーム資料の確保はまだまだ十分ではありません。ゲーム文化の保存に関心がある方はぜひゲーム保存協会に助力ください。 発売元(社名はいずれも当時):ポートピア連続殺人事件、ジーザス・・・エニックス/カサブランカに愛を・・・シンキングラビット/マデリーン・・・シンキングラビット/ハイドライド・・・T&E SOFT/ザナドゥ、イース、ソーサリアン・・・日本ファルコム/信長の野望・・・光栄、大戦略・・・システムソフト