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创作与制作

麻枝准访谈(上):从《ONE》到《AIR》的“泣系”写作

麻枝准把自己的“泣系”写作放在与久弥直樹长期竞争和学习的关系中回顾。《ONE ~輝く季節へ~》收到大量写着“哭了”的读者问卷,但最受称赞的是久弥负责的路线。麻枝认为,久弥让玩家在一部作品之后继续等待下一次感动,由此形成了围绕“泣系”作品的持续期待。

从业者访谈
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麻枝准把自己的“泣系”写作放在与久弥直樹长期竞争和学习的关系中回顾。《ONE ~輝く季節へ~》收到大量写着“哭了”的读者问卷,但最受称赞的是久弥负责的路线。麻枝认为,久弥让玩家在一部作品之后继续等待下一次感动,由此形成了围绕“泣系”作品的持续期待。

两人加入 VisualArts 并成立 Key 后,麻枝研究久弥的文本,在《Kanon》中用自己擅长的音乐和直接的情绪推进来弥补写作技术上的差距。官方留言板出现“真琴路线让我大哭”的反馈时,他才觉得自己也进入了“制作泣系游戏的人”这一位置。久弥离开 Key 后,麻枝留下来承担下一部作品,在公司寝宿并反复思考何为“泣系游戏”,最后完成《AIR》。他把自己的二十五年创作生涯称为接过久弥留下的文化并继续追赶。

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《ONE》问卷与久弥直樹的影响

《ONE》让麻枝第一次看到玩家以很高的热情描述自己被剧情打动,但主要赞誉落在久弥直樹负责的路线。麻枝据此把久弥视为把“感动”变成下一部作品期待的人。

原文

「泣ける」ことが映画・ドラマの売りとなって久しいが、ゲームの世界でも感動でプレーヤーを魅了する「泣きゲー」が長年人気を博している。その立役者の一人が、「AIR」「CLANNAD」(クラナド)などの人気美少女ゲームを手掛けたシナリオライター・作曲家の麻枝准(まえだ・じゅん)さんだ。今月2周年を迎えたRPG「ヘブンバーンズレッド」(ヘブバン)でもメインシナリオを担うなど活躍を続ける麻枝さんが、四半世紀にわたり「泣きゲー」を作り続けてきた理由とは―。

自分は「はずれ」ライター扱いだった

子供の頃からパソコンを通じてゲーム作りに親しんできた麻枝さん。美少女ゲーム業界へと歩みを進め、後日「泣きゲーの元祖」と呼ばれるようになる始祖的作品の一つ「ONE~輝く季節へ~」(平成10年)のシナリオを手掛けた。

「やはりクリエーターとしては、人の心に残るものを作りたい。それには、その人の感情を強く揺り動かす必要がある。人の感情に一番響くのは『泣く』ことだし、日常から切り離された別の世界のドラマを体験するのは心地良いことでもある。自分の武器は、文章と音楽を合わせて(ユーザーを)『泣かせられる』ことだと思っています」

時は1990年代後半。美少女ゲームブランド「Leaf」が手掛けた「痕」(きずあと)や「To Heart」が業界を席巻するなど、魅力的なヒロインたちとの疑似恋愛を楽しむ美少女ゲームも「ストーリー性、シナリオで魅せる」時代に突入していた。

「えいえんの世界」などの抽象的かつ文学的な要素をストーリーに織り込んだ「ONE」は当時、ゲームファンの間で反響を巻き起こした。後に「Fate/stay night」でシナリオを手掛けた奈須きのこさんをはじめ、「ONE」の影響を公言するクリエーターも多い。麻枝さんも同作について「泣きゲーという〝文化〟を生み出した作品」と語る。

「『茜(ヒロインの一人)シナリオで泣いた』『号泣しました』…。これまで見たことがない熱量のアンケートはがきがたくさん届き、すごいことが起きているな―と実感しました。でもはがきをよく見ると、褒められていたのは自分ではなく、久弥直樹君というもう一人のライターが書いたシナリオ。自分は『はずれのライター』扱いでした」

麻枝さんは久弥さんのことを「天才」と呼ぶ。その功績は「『感動』で多くのファンを獲得した点」にあるという。

「久弥君のシナリオに魅了されたファンが、さらなる感動を求めて次回作を期待する…という流れが生まれたんです。これは彼が成し遂げた、すごくエポックメイキングなこと。『泣きゲー』というジャンルを生み出したのは久弥君だと思います」

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《Kanon》中两种不同的“泣かせ方”

麻枝研究久弥通过伏笔和台词积累情绪的写法,同时依靠自己擅长的作曲,在关键时刻用音乐直接推动感情。《Kanon》真琴路线收到“号泣”反馈后,他认为自己终于找到了位置。

原文

僕の泣かし方は鈍器で殴るようなもの

その後2人は、コンテンツ制作会社「ビジュアルアーツ」に移籍し、美少女ゲームブランド「Key」を設立。雪の降る街を舞台に、高校生たちの恋愛模様をファンタジー要素を交えて幻想的に描いた「Kanon」(平成11年)のシナリオを共に手掛けた。

久弥君には負けたくない―。麻枝さんはこの一心で久弥さんのテキストを研究。ユーザーの支持を集める「泣きゲー」を分析し、学んでいく。「自分も次は、全力で(ユーザーを)泣かす、泣かしにかかろう…と思っていましたね」

麻枝さんには今でも忘れられない瞬間がある。公式ホームページの掲示板の最初の書き込みが、「真琴で号泣した」だったのだ。真琴とは、麻枝さんが「Kanon」でシナリオを担当したヒロインの一人。「そのとき初めて自分も『泣きゲー』を作る側になれたと思えました」と振り返る。

当時、Keyの二枚看板としてファンの間で名をはせた麻枝さんと久弥さん。麻枝さんは2人の作風の違いをこう分析する。

「久弥君はテクニカルなんです。(シナリオに)伏線に伏線を貼って、『Kanon』でいえば(終盤の)『…ボクのこと、忘れてください…』というセリフで、(ユーザーを)ガーンと泣かせる。確かな技術を持った、『泣かせることの天才』なんです」

「自分はその逆で、(シナリオの)技術がない。ただ、作曲はできるので、泣ける雰囲気に持っていった後に、伏線とは関係なく唐突に、ドカーンと泣ける曲やバラードをタイミングよく投下して泣かせる。大きな鈍器で殴るようにして涙を流させるというか、力技なんですよ。自分にやれることは、それしかない」

後に「伝説の泣きゲー」とも呼ばれことになる「Kanon」はヒットし、アニメや漫画など他メディアにも展開。だが、その矢先に思わぬ出来事が起きた。同作を作り終えた後に久弥さんがKeyから独立したのだ。

「(当時の)Keyというブランドのファンは、実際はほぼ久弥君のファンだったのに、残されたのは自分だった。本当は自分も(Keyを)辞めて一から自分のブランドを作ろうと思っていましたが、馬場(隆博)社長から『残ってくれ』と頼まれたんです。それで当時仕方なく、という形でKeyに残り、作ったのが『AIR』という作品でした」

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久弥离开后完成《AIR》

久弥离开 Key 后,麻枝留下来主导下一部作品,在高强度制作中反复思考“泣系游戏”是什么。《AIR》的结局引发争论和大量解读,他也承认这是一部更尖锐、更挑选读者的作品。

原文

自問自答の末、できたのが「AIR」

久弥さんの独立を受け、Keyを牽引(けんいん)する立場に立つことになった麻枝さん。その後は会社に寝泊まりし、「泣きゲーとは何か」という自問自答の日々を送る。「自分なりに泣けるゲームを何とかして作ろうとあがいた」末の努力が結実したのは平成12年。海辺の田舎町にたどり着いた青年と少女たちのひと夏の物語と、1千年前の記憶が交差する「AIR」だ。

同作が当時衝撃的だったのは、美少女ゲームにもかかわらず、ヒロインの一人が死亡したまま物語が終わるなどしたためだ。後に京都アニメーション(京アニ)によりアニメ化もされ、人気を博した。ただ、麻枝さんは同作を「京アニさんのおかげで神格化された作品」だとし、「多くの人の期待に応えられる作品だったかというと、そうではなかった」と振り返る。

「鋭り過ぎた作品を作ってしまったという実感があったんです。実際、エンディングなどをめぐって賛否両論や考察合戦も巻き起こりました。本来、自分は〝間口〟の広い作り手ではない。本当に刺さる人にだけ刺さるものを作る、ニッチな作家性を持ったクリエーターだと思っています」

麻枝さんは、「泣きゲー」を作り続けてきた自身の歩みをこう振り返る。

「自分は『泣きゲー』を作ったのではなく、久弥君が残した『泣きゲー』という文化を引き継いできた。ずっと追い越せなかった彼の背中を、25年追いかけて、追いかけて…。ずっと『泣きゲー』だけを作り続けてきた人生です」(本間英士)

(下)泣きゲーは十字架

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产经新闻附录中的“泣系游戏”说明

文章附录把“泣系游戏”放在 1990 年代后半的美少女游戏发展中,列出《To Heart》《ONE》《Kanon》及其后续作品,并概括这一创作潮流对动画、漫画和音乐的影响。

原文

泣きゲー

「泣けるゲーム」を指す言葉。厳密な定義はないものの、イラストや文章を通じてヒロインたちとの恋愛を疑似的に楽しむ「美少女ゲーム」の文脈で語られることが多い。特に話題になり始めたのは、1990年代後半。「To Heart(トゥハート)」などの先駆的作品をへて、平成10年の「ONE~輝く季節へ~」や、11年の「Kanon」が、いわゆる「泣きゲーの元祖」とされる。

2000年代以降も「君が望む永遠」や「うたわれるもの」「マブラヴ オルタネイティヴ」といった人気作が続々と登場。独自の世界観や魅力的なキャラクターが人気を博した。「泣きゲー」の影響を公言する人気クリエーターも多く、その影響は漫画や音楽、アニメなど他のメディアにも拡大。世界にもファン層を広げている。

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麻枝准访谈(上):从《ONE》到《AIR》的“泣系”写作

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创作与制作
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从业者访谈
SOURCE TITLE
麻枝准さん『泣きゲーは継いだもの。天才の背中を25年間、追いかけて追いかけて…』
AUTHOR
本間英士
PUBLISHER
産経新聞
PUBLISHED
2024-02-24
SOURCE URL
https://www.sankei.com/article/20240224-N5SG3OMZONNP7ANFKMUT5XY7AQ

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